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 無駄吠えについて
    飼い主にとっては吠えて欲しくない状況で、愛犬が吠えて困っているケースが多く見受けられます。
    犬の「ワン!ワン!」と鳴く声を、「うるさい」と感じる人も少なくなく、 特に、住宅密集地や集合住宅で暮らす場合は、ご近所とのトラブルにもなりかねません。

    この一般的に「無駄吠え」と呼ばれる鳴き声ですが、でも、犬にとっては「無駄」ではなく、何かを訴えていることが多いようです。

    犬はどのような時に吠えるのでしょう。
    また、どのようにしたら吠えなくなるのか、考えてみましょう。

犬が吠える時 |  吠えさせない方法


犬が吠える時

犬が吠える状況は、ある程度、決まっています。

 (1)家の前を知らない人が通った時
     犬は縄張り意識と警戒心が強い動物です。侵入者を威嚇し、それを飼い主に伝えるため吠えます。

 (2)ドアホンが鳴った時や、宅配や新聞屋さんが来た時
     上記(1)と同様、また、誰かが来たことに興奮を感じて吠えます。

 (3)飼い主が帰宅した時や、顔見知りの人が来た時
     会えた嬉しさから吠えます。

 (4)散歩やご飯の時刻の前
     「散歩に行きたい。」「トレイに行きたい。」「お腹が空いた。」などを訴えるために吠えます。

 (5)留守番をしている時
     孤独になった不安感や、置き去りにされた不満から吠えます。

 (6)救急車などのサイレンが鳴った時
     他の犬の遠吠えに合わせる本能から。サイレンが遠吠えのように聞こえているため。

 (7)雷が鳴っている時や、花火が上がっている時
     雷や花火の音に怯えて吠えます。

 (8)散歩の途中などで、犬を見掛けた時
     他の犬が苦手なために恐怖心から吠えたり、相性の悪い相手を威嚇するために吠えます。


吠えさせない方法

犬が吠えるのには、それなりの理由があるようです。では、その犬の気持ちを理解しつつ、吠えさせなくするには、どのようにしたら良いのでしょうか。

 A.犬をわがままにさせない
    通行人や宅配業者に吠えるのは、ある程度は本能によるものなので仕方がありませんが、飼い主の制止を無視して吠え続けるのは、良くありません。
    また、飼い主の帰宅や来客に対して吠えるのも、「人間の仲間に入りたい!」という気持ちの表れです。
    犬が自分自身を「家族の中で一番偉い」と感れば、留守番を不満に思うようになり、その結果、吠えるようになります。
    愛犬は大事な家族の一員ですが、犬に「自分は人間の仲間である」と、勘違いさせないことが大切です。
    犬は、家族の中で一番下の地位であることを理解させ、飼い主は犬の顔色を見たり、ご機嫌を取るような事はしないようにしましょう。
    「してはいけないこと」を叱っている時に、犬に「遊んでもらっている」と間違えられないよう、叱る時にはきちんと叱ります。 「吠えると飼い主が声を掛けてくる」と犬が勘違いすると、犬は余計に吠えるようになります。
    また、自分の要求を伝えようとして「ワン!ワン!」鳴いている時も、犬と目を合わせたりもせず、叱ったりもせず、完全に無視することも必要です。

    余談ですが、散歩の際に、犬が行きたい方向へ飼い主をグイグイ引っ張っている姿を見掛けることがありますが、これも犬のわがままを許している証拠です。
    散歩において、犬は飼い主の「お供」であるべきで、進行方向は飼い主が決めなければいけません。 また、飼い主の進む方向を、犬が常に気にするよう、犬の興味を飼い主側に引き寄せる必要もあります。
    飼い主との楽しい散歩を「ただの気晴らし」にせず、「歩行訓練」とするのも、犬をわがままにさせない方法の1つです。
 B.飼い主の指示に従わせる
    犬に「してはいけない」ことを教えるより、「して良いこと」教える方が簡単です。
    まずは、「待て」を教えましょう。
    大好きなオモチャやおやつを与える時、飼い主の「待て」の合図に従うことができれば、しつけの第一歩は大成功です。
    「お座り」や「伏せ」も、一口大の小さなおやつをご褒美にすると、すぐに覚えるものです。

    蛇足ですが、与えたオモチャやおやつを片付ける時は、犬の意志に反して無理矢理すると、犬は取られたくない一心で、飼い主に逆らうようになります。
    必ず、何か他の物と交換するか、遊びの中で取り上げるようにして下さい。
 C.犬を不安にさせない
    犬は警戒心の強い動物なので、自分自身や仲間に危険を感じると、本能的に鳴くものです。散歩の途中で、他の犬と出会って吠えるケースも、これに相当します。
    この時、飼い主が心の支えとなり、犬に大丈夫であることを伝えられれば、犬は鳴き止むものですが、犬にとって飼い主が頼りない存在であると、犬は一生懸命に吠えることになります。
    飼い主は普段から、犬のリーダー的存在として、犬に尊敬されるような言動を心掛けましょう。
    また、犬は本来、群れを作って生活するので、孤独を嫌います。留守番をさせる時は、夢中になれるオモチャやおやつを与えたり、飼い主の外出を「何か特別なこと」と思わせないよう、平然とした態度で出掛け、帰宅するようにしましょう。
 D.社交性を養う
    引っ込み思案な性格の犬は、恐怖心や警戒心から、よく吠えるようになります。
    小さい時から、他の犬や、飼い主以外の人と接触する機会を多く与えてあげましょう。 この際、小さい子供に追いかけられたり、他の犬に飛び掛られたりすると、それがトラウマになってしまうことがあるので、決して怖い思いをさせないよう、飼い主が注意することが大切です。