子犬選びのポイント
ワンちゃんを飼いたいけど、分からないことがたくさん...。
本を読んでも、ペットショップの店員さんに聞いても、本当の「子犬選び」が良く分からない...。
そんな方々のために、どこにも書いていない「子犬選び」のポイントを、プロがアドバイス致します。
犬種の選び方 |
男の子?女の子? |
ペットタイプ?繁殖タイプ?ショータイプ?
遺伝疾患の確認 |
血統の確認
購入先の決定方法 |
犬の健康状態チェック
犬種の選び方
ポイントは、「ご自分のライフスタイルに合った犬種を選ぶ」ということです。
ご家庭の生活環境は、どんな犬種の飼育に適しているでしょうか?
運動が大好きな犬種は、一日中ケージの中で生活することを嫌います。敷地内で十分な自由運動をさせるか、基本的なしつけを行い、公園やドッグランへ連れて行き運動させてあげるようにしましょう。
トリミングを楽しみたいなら、長毛種やトリミング犬種が適していますし、短毛種なら日々のお手入れを簡単に済ますことができます。
人間との親密な関係を好む犬種もあれば、飼い主にしか慣れない犬種もいます。 大型犬は、小型犬に比べ、食費や医療費・美容院費が高くなること、また、大きさに比例して体重も重くなりますから、運搬手段もも考慮すべきです。
ご自分のライフスタイルに合った犬種を選びましょう。
男の子?女の子?
それぞれの特徴について説明します。
男の子
《長所》
ほとんどの動物と同様に、犬もオスの方が美しいものです。
良いメスはブリーダーが手放さないので、オスの方が良い犬を入手しやすいようです。
《短所》
マーキング(足を上げてにオシッコをすること)の習性があるので、室内で飼う場合は、きちんとしつけて、回避する必要があります。
成熟すると発情するので、場合によっては去勢します。欧米諸国では、ペットのほとんどが去勢手術を受けています。去勢する時期などは、掛かり付けの獣医さんに十分相談して下さい。なお、現在は各市町村によっては、手術代金の助成を行なっていますので、確認すると良いでしょう。
将来、子犬を残したいと思うなら、ペットタイプではなく、繁殖タイプを飼いましょう。ペットタイプは血統書が付いていても、遺伝的疾患を持っていたり、骨格が犬種基準から外れているケースが多々あります。世界のブリーディング(繁殖)モラルを良く理解して選びましょう。
女の子
《長所》
オスに比べメスは優しい子が多いと言えます。
《短所》
年2回、出血を伴う発情がありますので、オスから隔離し、体を清潔に保ち、室内で飼う場合は床や家具を汚さないように気を付けましょう。
将来、子犬を産ませたいと思うなら、ペットタイプではなく、繁殖タイプを飼いましょう。ペットタイプは血統書が付いていても、遺伝的疾患を持っていたり、骨格が犬種標準から外れているケースが多々あります。世界のブリーディング(繁殖)モラルを良く理解して選びましょう。
ペットタイプ?繁殖タイプ?ショータイプ?
ペットタイプ
純血種の繁殖とは、本来、犬種標準に適合する子犬が産まれるよう、行われるべきものです。営利目的に乱繁殖をしてはいけません。
犬種の保護、及びより良い犬質の育成を目指して繁殖を行っても、産まれる子犬の中には、犬種標準から外れてしまう子がいます。それくらい、犬種標準とは厳しいものです。
そのような子をペットタイプと言います。子孫を残さず一代限りで大切に飼って下さるオーナー向きです。
繁殖タイプ
将来、繁殖をしたいと思われる場合は、迷わず繁殖タイプを選んで下さい。繁殖タイプとは、後述のショータイプと同じで、犬種標準に沿っていて、かつ、遺伝疾患の因子を持っていない犬のことです。
ショータイプ
将来、ドッグショーに出したいと思われる場合は、迷わずショータイプを選んで下さい。ショータイプとは、犬種標準に沿っていて、かつ、心身ともに健全な犬のことです。
ドッグショーは、
・ベビークラス(生後4ヶ月1日〜生後6ヶ月)
・パピークラス(生後6ヶ月1日〜生後9ヶ月)
・オープンクラス(生後9ヶ月1日〜)
に分かれています。
犬の成長に合わせて、ショーチャレンジしていきましょう。
遺伝疾患の確認
犬種によっては、遺伝疾患は大きな問題となっています。
海外では遺伝疾患の因子を持つ犬が一般公開されていますが、残念ながら、日本にはそのシステムはありません。
繁殖タイプやショータイプの犬を飼う場合は、良心的で勤勉なブリーダーから十分な説明を受けて飼うようにしましょう。
血統の確認
血統書の中に、遺伝疾患を持った犬が入っているか、確認することはとても大切です。病気だけでなく、骨格構成にも遺伝的問題は見られます。分からない時はブリーダーに聞きましょう。
購入先の決定方法
現在、犬を購入する主なルートは、以下の3つです。
ブリーダーから購入
ブリーダーには、
・ショータイプの作出を行っているブリーダー
と、
・ペットタイプの作出のみ行っているブリーダー
がいます。
ブリーダーを選ぶ場合は、犬種標準を理解し、ショータイプの作出のためより良い犬質の育成を行っているブリーダーを選ぶべきです。
ショータイプの作出には、十分な専門知識が必要です。犬を飼う前も、飼った後も、あなたの質問には的確に答え、良い方向に指導してくれるはずです。
インターネットで購入
現代は非常に便利で、自宅にいながら、パソコン上で欲しい犬を探すことができます。
ここでも前述のチェックポイントを考慮し、自分に合った購入先を決めて下さい。
現在は、日本国内だけではなく、海外のブリーダーから直接個人輸入をされる愛犬家もいます。面識の無い外国人に、良い犬質の犬を渡してくれるケースは稀ですので、十分な意思の疎通を行なってから輸入することををお勧めします。
なお、平成16年度より犬の輸入に関する法律が改正されたので、くれぐれもご注意下さい。
ペットショップでの購入
日本で、一番一般的な購入先と言えるでしょう。
ただし、衝動買いは禁物です。
子犬に一目惚れしたり、子犬を抱かせてもらって忘れられなくなるケースが多いですが、前述のチェックポイントを考慮し、即決しないように気を付けましょう。
どこで購入するにせよ、以下の2点は確認しましょう。
・ブリーダーやショップが衛生的であること。
・親犬が良好な環境で飼育されていること。
不衛生で、かつ、愛情不足や運動不足などのストレスを感じている母犬からは、健全な子犬は育たないからです。
犬を買うことが決まったら、後でトラブルにならないよう、必要であれば契約書を作るのも良いでしょう。
海外の場合、ペットタイプ・ショータイプ共に契約書を交わすことが良くあります。
そこに先天的疾患、遺伝疾患が発症した場合のことも記載しておくと良いでしょう。 くれぐれも注意深く家族の一員を決めることをお勧めします。
犬の健康状態チェック
・元気はありますか?
・食欲はありますか?
・体格はしっかりしていますか?
・咳をしていませんか?
・目は澄んでいますか?目ヤニは出ていませんか?
・鼻は湿っていますか? (眠っている時は、鼻は乾きます。)
・耳の中はキレイですか? 耳垢がたまっていたり、耳ダニはいませんか?
・口臭は無いですか?
・歯茎はピンク色ですか?
・毛にツヤはありますか?
・皮膚に湿疹などはありませんか?
・ノミやダニはいませんか?
・肛門の周りはキレイですか?
・下痢をしてませんか?
・お尻を床に擦り付けていませんか?
・歩き方に問題はありませんか?
子犬の場合は、
・適切なワクチンを受けた母犬の初乳を誕生直後に飲んでいるか
・母犬の愛情をたっぷり受け最適な環境で子育てをされたか
・ワクチンや駆虫状況、健康診断を受けているか
確認した方が良いでしょう。
|