トップブリーダー訪問 《1》


スマッシュ犬舎 大村 敏記
犬種:プードル
犬舎所在地:静岡県富士市
さて、記念すべき初回の訪問は、ただ今、大ブレーク中のプードルです。
犬の王者とも言うべき プードルのエレガントさは、あっと言う間に日本国中のファンシャーを魅了してしまいました。
世界的に有名なプードルのトップブリーダーが日本にいる、ということを、皆さんはご存知でしたか?
今回は、アメリカのみならず、ヨーロッパ、イギリスでも、大活躍中のスマッシュ犬舎を皆さんにご紹介しましょう。
まずは、ドッグショーについてご説明します。ドッグショーは、1859年にイギリスで開かれたのが始まりと言われています。
「各犬種の規定」に沿っているかを審査する「品評会」のことで、
・イギリスのクラフト展
・アメリカのウェストミンスター展
・FCIワールドショー
を、世界3大ドッグショーと呼んでいます。
日本では、社団法人ジャパンケネルクラブ(以下、JKC) がその運営や血統書の発行・チャンピオン犬の登録を含む犬籍の管理をしています。
スマッシュ犬舎が繁殖したプードルは、JKCチャンピオン犬は数知れず、アメリカチャンピオンやヨーロッパ各国のチャンピオンも沢山います。中にはウエストミンスター展、ナショナル展での上位入賞まで。各国のドッグショーでもベストインショー賞も獲得しています。
スマッシュ犬舎の所有者 大村 敏記氏は、トリマーとしてもJKC理事長賞を受賞しており、彼こそ 世界のスーパープードルマン!では、そんな彼に質問してみましょう。
いつから犬を飼い始めましたか?
生まれた時からいつも犬がいました。 雑種ですけど・・。
そして、中学1年生の時に、ショーデビューをしました。
初めて飼育した 純粋犬の種類は?
柴犬です。
当時は、日本犬保存会でドッグショーをしていました。
プードルとの出会いについて教えて下さい。
大学生の時に、親戚の叔母にいただいたのが始まりです。
あなたの理想のプードルを教えて下さい。
Topscore Talk About (ノルウェーオールブリードNo.1)です。
この犬は、ミニチュアですが、
・本当に美しい頭部
・長くゆとりあるネックと正確な骨格構成
・10対10の理想的なショートバックロングボディ
・無理の無い大きな歩様
は大変美しい。
また、遺伝疾患を持たず、頭も良く、明朗活発な性格をしています。
あなたのブリーディングポリシーについて教えて下さい。
まず、一番重要なのは美しい頭部表現。
完璧なフロントをして、ボディー全体の骨格構成が良く、バランスがよくなければなりません。
そして、完璧な繁殖を試みる為には、常にあらゆるタイプの犬を保持し、ブリーディングしなければならないのです。
その上で、信頼のおけるブリーディングの仲間が必要でしょう。一人の力では限りがあります。
世界でショーイングを開始したきっかけと今後の目標について教えて下さい。
アメリカに移住したMrs. Hideko w Storasubaghの紹介で、Mr. Martin Gregoriと共同でアメリカでの活動をはじめました。
その後、Mr. Kaz Hosakaの絶大なる協力を受けて、アメリカにてショーイング続けて現在に至ります。
ヨーロッパでは、Mr. Mikael Nilsoonの協力で、ヨーロッパ、スカンジナビア、イギリスと各国のトップブリーダーと共にショーイングしています。
現在は、ほぼ世界中で活動しています。
今後の目標としては、スタンダードの 重要視する部分のわずかな違いで、各国においてスタンダードの多少タイプが違っているのが現状ですが、ブリーダーの夢として、歴史に残る「世界中に認められる1頭」を作り出したいと思っています。
日本のプードルについて、どのように考えますか?
日本のトップクラスの一部の犬は、すでに世界的に認められています。確かに美しいその容姿はファンシャーを魅了しています。
しかし、それだけに満足せず、更に理想を突き詰め、目に見えない遺伝疾患にも積極的に取り組まないと、良い犬もブリーディングには使えません。
世界のトップブリーダー達はすでにその作業を行っているのですが、日本にはまだ、それらの検査と各ブリーダーの意識が無く、いまだに発表できずにいます。これはとても残念です。
そろそろ、日本も次の段階に進んでいなければいけないと考えます。
また、FCIのスタンダーも変わりました。日本のブリーダー達も含め皆さんは、もっとスタンダードを勉強する必要があります。
国内においては、すべての好成績はアメリカタイプが圧倒的です。
しかし、4サイズ(トイ,ミニチュア、ミディアム、スタンダード)すべて同じグループなのが、FCIスタンダードなのです。この事を忘れてはいけないと思います。
最後に、日本のプードルファンシャーに一言お願いします。
各ブリーダーとファンシャーが一丸になって、JKCのプードル部会と各クラブ(愛好会など)を向上させ、遺伝疾患の検査、プードルレスキューなどのファンシャーとしての活動が必要です。
各個人の楽しみの裏には、そんな悲しい部分もあることを理解して欲しいと思います。
それら全てができて、はじめてプードル大国日本になれると思います。
是非、ファンシャーの皆さんには、近日中にオフ会のレベルからもう一歩先に進み、勉強をしていただける事を願っています。
ありがとうございました。
本当にプードルを愛し、良いクオリティを作ることに専念している熱いハートが伝わってきました。
大村さんの言葉は、皆さんの今後に大きな目標となってくれる事でしょう。
これからも素敵なプードルのブリーディングを続けていただきたいです。そして、世界に認められる1頭が産まれる日を楽しみにしています。
Smash Kennel Web site http://www.smashpoodle.net/
News2007!! 大村さん繁殖のトイプードルが、ワールドショー2007でBISを受賞!
世界最高位を獲得されました。自家繁殖犬&自己ハンドリングでの受賞!
もちろん日本産では、初のBIGタイトルです。おめでとうございます!!
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