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アーフェンピンシャー(Affenpinscher)
FCI スタンダード No.186
■原産地
 ドイツ
■用途
家庭犬
■FCI分類
グループ2   ピンシャー&シュナウザー、モロシアン犬種、スイス・マウンテン・ドッグ&スイス・キャトル・ドッグ、関連犬種
セクション1 ピンシャー&シュナウザー・タイプ
■沿革
元来、ドイツ南部で家庭犬として用いられていた。アルブレヒト・デューラー(1471−1528年)の木版画に、この犬の祖先が描かれている。アーフェンピンシャーが初めてショーに出陳されたのは1879年に遡る。ラフ・コートのピンシャーを改良したこれらの愛玩犬は19世紀から20世紀に変わる頃たいへん人気があった。頭部の周りを囲む粗毛が、猿に似た顔つきを強調していた。その毛色は黄色っぽい毛色や赤っぽい毛色、グレー・ホワイトからダーク・グレー、ブラック・グレー、純黒などの単色まであった。
■一般外貌
アーフェンピンシャーは粗毛で、猿に似た顔をした、小さくコンパクトな犬である。
重要な比率 
体長と体高の比率はスクエアなほど好ましい。
■習性/性格 
恐れ知らずで、注意深く、忍耐強く、献身的で、時折短気になってかんしゃくをおこすことがある。この犬種は、あらゆる意味で、家庭で飼うのに適した犬とと言えよう。
頭部(ヘッド)
頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル  
細長いというよりは丸みを帯びている。重々しい感じはなく、明瞭な額により、高くドーム状になっている。
ストップ  
明瞭
顔部(フェイシャル・リージョン)
鼻(ノーズ)
鼻は丸く、充実し、ブラック。
マズル  
短く、真っ直ぐで、上は向いていない。  鼻梁も真っ直ぐである。
唇(リップス)
唇は顎にピッタリと付き、ブラック。
顎/歯(ジョーズ・ティース)
42本の完全な純白の歯。下顎は上顎より突出しており、僅かにターン・アップしている。アンダーショット。切歯は僅かに丸みを帯びた歯列で正しく並んでいる。口が閉じられている時には犬歯と切歯は見えてはならず、舌も見えてはならない。第1前臼歯、第2前臼歯、第3前臼歯の2本までの欠歯は許容される。
目(アイズ)
ダークで、どちらかというと丸く大きい。 眼瞼はたるんでおらず、ブラック。目の周りは粗毛で囲まれている。
耳(イヤーズ)
付け根が高く、同じ高さに保持され、前方を向いている。V字型で、内側の端は頭部に沿って寝ている。立ち耳は小さく、同じように直立しており、出来る限り真っ直ぐに立っているものが好ましい。
頬(ネック)
 真っ直ぐで、力強く、どちらかというと短く、頑丈。喉の皮膚はたる なく、ぴんと張っている。
ボディ 
  トップライン
キ甲部から後部に向かってほぼ真っ直ぐに、徐々に傾斜している。
キ甲(ウィザーズ)
トップラインの最高部を形成している。
背(バック)
頑丈で、短く、ぴんと張っている。
腰(ロイン) 
短く、僅かに丸みを帯び、尾の付け根に自然に連なっている。
胸(チェスト)
側面はごく僅かに平らになっており、適度に幅広い。肘の下まで達している。
アンダーライン及び腹(アンダーライン&ベリー)
  腹は適度に巻き上がっている。アンダーラインとトップライン(キ甲部から尾の付け根まで)はほぼ平行。
尾(テイル)
自然
四肢(リムズ)
前肢(フォアクォーターズ)
前脚は頑丈で、真っ直ぐである。又、両脚は平行で、接近しすぎない。
肩(ショルダー)
筋肉が発達している。肩甲骨は長く、おおよそ45度の角度で傾斜しており、ボディに接して付いている。
上腕(アッパー・アーム)
ボディに接近し、力強く、筋肉質である。
肘(エルボーズ)
正しくついており、外向も内向もしていない。
前腕(フォアアーム)
力強く発達しており、どの角度から見ても真っ直ぐである。
手根(カーパス)
しっかりとして、力強い。
中手(パスターン)(メタカーパス)
前望すると垂直で、側望すると地面に向かって僅かに傾斜している。力強く発達しており、筋肉質。
前足(フォアフィート)
短く、丸い。指跂はよく緊握し、アーチしており(猫足)、パッドは耐久性がある。爪は短く、頑丈で、黒い。
後肢(ハインドクォーターズ)
側望すると適度な角度で傾斜して立っている。後望すると平行。
大腿(アッパー・サイ)
力強く筋肉が発達しており、幅広い。
膝(スタイフル)
外向も内向もしていない。
下腿(ローワー・サイ)
長く、力強い。
飛節(ホック)
適度な角度がある。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
地面に対して垂直である。
後足(ハインドフィート)
前足より幾分長い。指跂はよく緊握し、アーチしている。爪は短く、黒い。
■歩様(ゲイト/ムーブメント)
自由でよどみなく、後肢の適度な推進力で小刻みに歩く。前望、後望すると真っ直ぐで、平行に動いている。
皮膚(スキン)
ボディ全体にたるみがない。
被毛(コート)
 毛(ヘアー)
ボディの被毛は粗毛で、密生している。頭部は通常、ふさふさで剛毛の眉と目の周りの豊富な被毛、印象的な顎髭、頭頂のトップ・ノット、頬の被毛で飾られている。頭部の被毛は堅く、ぼさぼさに立っているほどよい。猿のような表情に欠かせない要素である。
毛色(カラー)
上毛は純黒で、下毛も黒い。
■サイズ 
体高
  牡牝共 25〜30cm
体重
  牡牝共 およそ4〜6kg
■欠点 
上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
■重大欠点 
・反対性相。
・マズルがグリフォンのように上を向いていたり、長すぎるもの。
・アンダーショットが目立ちすぎたり、ピンサーズ・バイトのもの。
・突き出した目
■失格
・ いかなる形であれスタンダードから逸脱しているもの。
・ ブリード・タイプが欠如しているもの。
・ 体身体躯構成や被毛、毛色などの部位に重大な欠点のあるもの。
・ シザーズバイトやライ・マウスなど口に欠点のあるもの。
・ 2cmを超えるオーバーサイズやアンダーサイズのもの。
・ シャイなものや攻撃的なもの。
・ 陰睾丸。