ボースロン (Beauceron) FCIスタンダード No.44(大型犬、長毛種、ポインティングドッグ グループ)
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■原産地
フランス
■用途
シープドッグ及びガードドッグ
■FCI分類
グループ1 シープドッグ&キャトル・ドッグ(スイス・キャトル・ドッグを除く)
セクション1 シープドッグ
■沿革
フランスの平原に古くからいたシープドッグを19世紀末、“ボース・ドッグ”、“ボースロン”、
“レッド・ストッキング”と呼ぶようになった。 全て同じタイプで、顔部の被毛は滑らかで、
他の部分の被毛は堅く、短毛で、耳は通常断耳されていた。 ボディにはタン・マーキングがあり、
とりわけ脚の先に見られた。 それが当時のブリーダーがこの犬を“レッド・ストッキング”と呼んだ所似である。
被毛は通常ブラック・アンド・タンであったが、グレーのものや、全体的にブラックのもの、全体的にタンにものさえいた。
これらの犬は、羊の群れを率い、守る適正のために、選択繁殖された。
■一般外貌
大型で、がっしりし、強健で、力強く、良い構成の犬である。 筋肉質であるが、重々しくはない。
■重要な比率
ボースロンは調和が取れた体躯構成である。 体長は、体高よりも僅かに長い。頭部の長さは体高の5分の2である。
スカルの高さとスカルの幅は共に、頭部の長さの半分より僅かに短い。 スカルとマズルの長さは等しい。
習性/性格
率直で、恐れを知らない。表情は素直で、意地悪でも、臆病でも、不安げな表情でもない。 性格は分別があり、大胆である。
■頭部(ヘッド)
頭部の輪郭は調和が取れ、皮膚はぴったりとし、側望すると、スカルとマズルのトップラインはほぼ平行である。
□ 頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
平ら、或いは、側面から側面にかけて僅かに丸みを帯びている。 額溝はほとんど目立たず、オクシパットは明瞭である。
ストップ
ストップは目立たず、オクシパットとマズルの先端の中間に位置する。
□ 顔部(フェイシャル・リージョン)
鼻(ノーズ)
マズルと釣り合いがとれ、よく発達し、決してスプリット・ノーズにはならず、常にブラックでなければならない。
マズル
狭くもなく、尖ってもいない。
唇(リップス)
唇は引き締まり、十分な色素沈着が見られる。 上唇は下唇をぴったり覆うが、ゆるんで揺れることはない。
口角は常にしっかりと閉じられ、僅かに小袋を感じさせるような形状になっていなければならない。
顎/歯(ジョーズ/ティース)
歯は強く、完全なシザーズ・バイトである。
目(アイズ)
目は水平で、僅かにオーバル(卵形)である。虹彩はダーク・ブラウンで、タンが明るい場合でも、
ダーク・へーゼルより明るい目は許容されない。 ハールクインのバラエティのものについては、ウォ−ル・アイが許容される。
耳(イヤーズ)
耳は高く付き、断耳した場合は直立し、離れたり内側に寄ることはなく、僅かに前方に傾いている。
よく保持された耳の中心は頸の側部の想像上の延長線上にある。断耳されていない耳は、半立耳或いはドロップ・イヤーである。
断耳していない耳は、頬にぴったりと着きすぎず、平らで、どちらかというと短く、その長さの半分と等しくなければならない。
■頸(ネック)
筋肉質で、程よい長さで、肩に調和してつながっている。
■ボディ
□ トップライン
背は真っ直ぐである。 腰は短く、幅広で、筋肉が発達している。 尻はほんの僅かに傾斜している。
□ キ甲(ウィザーズ)
たいへん明瞭である。
□ 胸(チェスト)
胸囲は体高より5分の1以上長い。 胸は肘まで達し、幅広く、深く、長い。
■尾(テイル)
全体的に垂れており、先端は少なくとも飛端に達する。 左右に逸れることはなく、僅かにJ字型のフックになっている。
動いている時には、尾は高く掲げられ、トップラインのライン上にある。
■四肢(リムズ)
□ 前肢(フォアクォ−ターズ)
よい角度構成で、前望すると真っ直ぐである。
肩(ショルダー)
傾斜しており、適度な長さである。
前腕(フォアアーム)
筋肉質である。
足(フィート)
力強く、丸みを帯び、コンパクトである。 爪は常にブラックである。 パットは堅固だが、弾力性がある。
□ 後肢(ハインドクォーターズ)
よい角度構成で、後望すると真っ直ぐである。
大腿(サイ)
幅広で、筋肉質である。
飛節(ホック・ジョイント)
がっちりしており、地面には近すぎず、飛端は体高のほぼ4分の1の高さに位置し、下腿とは大きな角度を成している。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
ほぼ垂直で、坐骨端よりも僅かに後ろにある。
足(フィート)
力強く、丸みを帯び、コンパクトである。
デュークロー
伝統的に、羊飼いは2本のデュ−クローを保持することにたいへん執着している。
2本のデュ−クローが互いによく離れて(親指)を形成し、どちらかというと趾の近くに位置しる。
■歩様(ゲイト/ムーブメント)
しなやかで、自由である。四肢は同じ直線上を動く。ボースロンは歩幅の長いトロットをしなければならない。
■被毛(コート)
□ 毛(ヘアー)
頭部の被毛はスムースで、ボディに密着して寝ている3cmから4cmの被毛は力強く、短く、太く、丈夫である。
臀部及び尾の裏側には僅かに、但し、必ず飾り毛がある。 下毛は短く、細く、密で、柔らかく、マウス・グレーが好ましい。
上毛を通して下毛が見えることはない。
□ 毛色(カラー)
a)「レッド・ストッキング」と呼ばれるブラック・アンド・タン(ブラックにタン・マーキング)。
ブラックはたいへん鮮明で、タンはスクエロー・レッド(リスのような赤)である。タン・マーキングは以下の位置にある。
・目の上の斑点。
・マズルの両側面。頬の部分で除々になくなり、決して耳の付け根まで達することはない。
・胸の前部。2つの斑点があるのが好ましい。
・喉。
・尾の裏側。
・四肢。上に上がるにつれ次第に消えていき、脚の3分の1より上がることはなく、
脚の内側についてはそれより僅かに上まで達する。
b)ハ−ルクイン(ブルー・グレーにブラックの斑とタン・マーキング)。 グレー・ブラック・アンド・タンで、
グレーとブラックは均等で、斑はよく散っており、時折ブラックの部分の方が多い傾向にある。
タン・マーキングは、ブラック・アンド・タンと同じ位置にある。
胸にある若干のホワイトの斑点は許容される。
■サイズ
□ 体高
牡:65〜70cm
牝:61〜68cm
■欠点
上記の点からのいかなる逸脱も欠点と見なされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
■失格
・シャイ
・アンダーサイズ。オーバーサイズ。
・オーバーショット。アンダーショット。
・後足に1本のデュ−クローが見られるものや、デュ−クローがないもの。
・尾が短いものや、背上に巻いた尾。
・スタンダードに記載されている以外の毛色や毛質のもの。 タン・マーキングが完全に欠如しているもの。
ハールクインのバラエティーで、グレーが入りすぎているものや、片側にグレーブラック、片側にグレーが入っているもの。
頭部全体がグレーのもの(ブラックが欠如しているもの)。
・陰睾丸
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