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イングリッシュ・コッカー・スパニエル (English Cocker Spaniel)
FCIスタンダード N0. 5
■原産地
イギリス
■用途
フラッシング・ドッグ
■FCI分類
グループ8  レトリーバー、フラッシング・ドッグ、ウオーター・ドッグ
セクション2 フラッシング・ドッグ
■沿革
英国のスパニエルの先祖に関するもっとも古い記録は、ウェールズ王だったハウエル・ダー(915〜948年治世)の法典に「王のスパニエルは1ポンドの価値あり」と記載されているのが最初である。
このスパニエルはランド・スパニエルと考えられ、イギリスの多くのスパニエルの祖先犬となった。
一説には、フランスのブリタニー・スパニエルを祖とし、これにトイ・スパニエルのブレンハイムを配して作られたともいわれている。イギリスのウエールズ地方で17世紀頃から主として山シギ猟に用いられるようになったことから、コック(シギ)をとる犬ということでコッカーと呼ばれるようになった。
ケネル・クラブにこの犬種名が公認されたのは1883年で、以後国際的にも発展した。
アメリカン・コッカー・スパニエルの直接の先祖である。
■一般外貌
陽気で、頑丈なスポーティング・ドッグである。
全体のバランスがよく、コンパクトである。
体高はキ甲から尾の付け根までの長さにほぼ等しい。
■習性/性格
明るい性格で、絶えず振られる尾は、典型的な活発な動きを見せる。
臭跡追求時には、獲物の隠れている繁った茂みなどにも躊躇しない。
穏やかで愛情深いが、大変活動的である。
頭部(ヘッド)
頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
よく発達し、すっきりとした輪郭で、細すぎたり、粗野だったりしない。
ストップ
明瞭で、鼻先とオクシパットの中間に位置する。
顔 部(フェイシャル・リージョン)
鼻(ノーズ)
鋭い嗅覚を持つにふさわしく十分幅が広い。
マズル
スクエアである。
顎/歯(ジョーズ/ティース)
顎は頑丈で、完全な規則正しいシザーズ・バイトで、顎に対して垂直に生える。 頬(チークス)
突出しない。
目(アイズ)
大きいが、出目ではない。
ダーク・ブラウンからブラウンであり、決して明るくない。
但し、レバー、レバー・ローン、レバー&ホワイトの場合、毛色と調和がとれたダーク・へーゼルである。
賢く穏やかな表情であるが、油断なく、明るく元気である。
目縁は引き締まっている。
耳(イヤーズ)
ロビュラーで、目の高さで低く付く。
立派な耳は鼻の先端まで届く。
長く、真っ直ぐでシルキーな被毛で覆われている。
頸(ネック)
程よい長さで、筋肉質である。
見事に傾斜した肩へすっきりと連なる。
喉はすっきりとしている。
ボディ
頑丈で、コンパクトである。
トップライン
しっかりとしており、水平で、腰の終わりから尾の付け根にかけて穏やかに傾斜する。 腰(ロイン)
短く、幅広い。
胸(チェスト)
十分に発達し、前胸は深い。
前胸の幅は広すぎたり、狭すぎたりしない。
肋はよく張っている。
尾(テイル)
背のラインよりもわずかに低く付く。動きは軽やかで、水平に保持し、決してピンと立てることはない。慣習的に断尾するが、隠れるほど短くなく、また作業中の絶え間ない動きを妨げるほど長くもない。
四肢(リムズ)
前肢(フォアクォーターズ)
脚の骨量十分で、真っ直ぐであり、力強さに適した長さである。
この堂々としたスポーティング・ドッグから期待される相当の運動量の妨げになる程短くはない。
肩(ショルダーズ)
傾斜し、しっかりしている。
後 肢(ハインドクォーターズ)
幅広く、十分に丸みを帯び、たいへん筋肉質である。
脚の骨は頑丈である。
膝(スタイフル)
よく曲がっている。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
中足は短く、十分な推進力を生み出す。
足(フィート)
堅く、厚いパッドで覆われ、猫足である。
■歩様(ゲイト/ムーブメント)
相当な推進力をもち確実な動きであり、グランド・カバリングに富む。
被毛(コート)
毛(ヘアー)
平らで毛質はシルキーで、決してワイアリーであったり、ウエーブがかったりしない。
毛量は豊か過ぎず、カールしない。
前脚、ボディ及び飛節より上の後脚には十分な飾り毛がある。
毛色(カラー)
多様である。単色においては、胸以外のホワイトは認められない。
■サイズ
体高
 牡 : 39〜41cm
 牝 : 38〜39cm
■欠点
上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
■失格
・ 陰睾丸。