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ジャーマン・ショートヘアード・ポインター (German Shorthaired Pointer)
FCIスタンダード N0.119
■原産地
ドイツ
■用途
鳥猟犬
■FCI分類
グループ7  ポインティング・ドッグ
セクション1 コンチネンタル・ポインティング・ドッグ
■沿革
ジャーマン・ショートヘアード・ポインターの歴史は網を用いる鳥猟に始まり、特に地中海沿岸の国々でもちいられた。
この犬種はフランス、スペイン、フランダースを経由し、ドイツの宮廷でも見られるようになった
。これらの犬の最も顕著な特徴はポインティングである。
1750年に最初の二連式の銃がつくられてから、ポインティング・ドッグは更に必要とされるようになった。
犬の目の前で<飛んでいる鳥>を撃ち、これが、単なるポインティング・ドッグから様々な用途のガンドッグに移行した始まりである。
この犬種の体躯構成や発展の元となる土台を築くため、1897年にスタッドブックが発行され、これに続いて、スタンダードやトライアル規定が編集された。
今日のジャーマン・ショートヘアード・ポインターは、精密なスタンダードやトライアル規定によっている。
スタンダードには様々な用途の狩猟犬としてのジャーマン・ショートヘアード・ポインターの本質・体躯構成等が規定されており、年老いてもなお狩猟活動ができるのである。
■一般外貌
高貴で、バランスの取れた外貌をしており、体躯構成は力強さと耐性、スピード感を感じさせる。
誇り高い態度、滑らかなアウトライン、乾燥した頭部、よく保持された尾、丈夫で光沢のある被毛、リーチの十分な調和の取れたストライドにより高貴さが強調されている。
■習性/性格
堅実であり、バランスが取れ、信頼がおけ、気質は抑制的で、神経質でもなければシャイでもなく、攻撃的でもない。
頭部(ヘッド)
乾燥して、輪郭が明瞭で、軽くも重々しくもなく頭部の力強さや長さは、体躯構成や性別に合致している。
頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
適度な幅があり、僅かに丸みを帯びている。
後頭骨はほとんど目立たず、額溝は深すぎず、眉の隆起は顕著である。
ストップ
適度に段差がある。
顔部(フェイシャル・リージョン)
鼻(ノーズ)
やや突き出し、幅があり、鼻孔は大きくよく動く。
基本的にはブラウンだが、毛色がブラックやブラック・ローンの犬に関してはブラックである。
肉色の鼻や斑のある鼻は基本の毛色がホワイトのものに限り許容される。
マズル
犬が獲物を正しく運ぶのを可能にするため、長く、幅広く、厚みがあり、頑丈なマズルである。
側望すると、鼻梁は僅かに湾曲している。
これは、牡の方が顕著である。完全に真っ直ぐな鼻梁も許容されるが、あまり好ましくはなく、ディッシュ・フェイスは重大な欠点とされる。
唇(リップス)
きりっと引き締まっており、垂れ下がりすぎず、ピグメンテーションは濃い
。鼻唇線はほぼ垂直で、適度に目立つ口角に向かってなだらかなアーチを描いて連なっている。
顎/歯(ジョーズ/ティース)
顎は力強く、完璧で、42本の健全な歯が正しい歯列でつき、欠歯のないシザーズ・バイトで、顎に対して垂直にはえている。
頬(チークス)
力強く、筋肉が発達している。
目(アイズ)
中位の大きさで、出目でもなければ、奥目でもない。
色はダーク・ブラウンが理想である。
目瞼はぴったりとしてゆるみがない。
耳(イヤーズ)
適度な長さで、付け根が高く、幅広で、平らである。
頭部に沿って垂れ下がっているがねじれてはおらず、先端は僅かに丸みを帯びている。
厚すぎることもなく、薄過ぎもしない。
前方に引き延ばすと、口角に届くか程度のながさである。
頸(ネック)
長さは、全体的外貌と調和しており、ボディに近づくにつれて除除に太くなる。
たいへん筋肉質で、僅かに盛り上がっている。
喉の皮膚はぴんと張っている。
ボディ
トップライン 真っ直ぐで、僅かに傾斜している。
キ甲(ウィザーズ)
たいへん明瞭である。
背(バック)
しっかりしており、筋肉質である。
脊柱の隆起は筋肉で覆われている。
腰(ロイン)
短く、幅広で、筋肉質で、真っ直ぐ或いは僅かにアーチしている。
背から腰にかけては、ぴんと張っており、よく引き締まっている。
尻(チェスト)
幅広で、十分な長さがあり、極端に傾斜はしていないが、尾にかけて僅かに傾斜している。
たいへん筋肉質である。
胸(チェスト)
幅広というよりは、深く、前胸は明瞭である。
胸骨は後方まで達していればいるほど好ましい。
胸骨と肘は同じ高さである。肋はよく張っており、平らでも、樽胴でもない。仮肋は十分長い。
アンダーライン
上品なアーチを描き、後方に行くに従って僅かに巻き上がっており、乾燥している。
尾(テイル)
尾付きは高く、強く、徐々に細くなる。中くらいの長さである。
狩猟目的のため、中間点で断尾されている。
静止している時には垂れ下がっており、動いている時には水平に保たれ、背線より上に掲げられたり、極端に曲がっていることはない。
(断尾が法律で禁止されている国では尾は自然なままでよい。
その場合、尾は飛節まで達し、真っ直ぐかサーベル状に保持される。
四肢(リムズ)
前肢(フォアクォーターズ)
■一般外貌(ジェネラル・アピアランス)
前望すると、真っ直ぐで、平行である。
側望すると。脚はボディの真下についている。 肩(ショルダーズ)
肩甲骨はよくレイバックし、胸に密着している。
筋肉は力強く、肩甲骨と上腕は適度な角度を成す
上腕(アッパー・アーム)
長ければ長いほどよく、筋肉質で、乾燥している
肘(エルボー)
ボディに接しており、外向も、内向もしておらず、後方についている。
前腕(フォアアーム)
真っ直ぐで、筋肉が十分についている。
骨もしっかりしており、粗野ではない。
手根(カーパス)
力強い。
中手(パスターン)(メタカーパス)
パスターンと前腕の角度はごくわずかであり、垂直ではない。
前足(フォアフィート)
丸い形のものからスプーン形のものまであり、指趾は緊握し、十分なアーチがある。爪は頑丈で、パッドもタフで耐久性がある。
立姿時も動いている時も、足は平行で、外向も内向もしない。
後肢(ハインドクォーターズ)
■一般外貌(ジェネラル・アピアランス)
後望すると、真っ直ぐで、平行である。スタイフル(膝)と飛節には十分な角度があり、が骨も頑丈である。
大腿(アッパー・サイ)
長く、幅広で、筋肉質である。骨盤と大腿骨との角度も十分である。
膝(スタイフル)
力強く、大腿と下腿の角度は十分にある。
下腿(ローワー・サイ)
長く、筋肉質で、はっきりと見て取れる腱がある。
下腿と飛節との角度は十分にある。
飛節(ホック・ジョイント)
頑丈である。
中足(リア・パスターン)(メタカーパス)
力強く、垂直である。
後足(ハインド・フィート)
丸い形のものからスプーン形のものまであり、指趾は緊握し、十分なアーチがある。
爪は頑丈で、パッドもタフで耐久性がある。
立姿時も動いている時も足は平行で、外向も内向もしない。
■歩様(ゲイト)
後肢の力強い推進力とよく伸びる前肢は、歩幅の広いストライドを生む。
前脚も後脚も真っ直ぐ、平行に動く。
この犬種は誇らしげな態度で歩様する。
個対歩は好ましくない
皮膚(スキン)
密着し、ぴんと張っており、皺がない。
■被毛(コート)
毛(ヘアー)
短く、密で、毛質はラフで堅い。
頭部や耳の毛はやや薄く、やや短い。尾の裏側の毛はいくぶん長めである。
ボディ全体が被毛で覆われていること。
毛色(カラー)
・ マーキングがないブラウンの単色。
・ 胸や脚に小さなホワイトのマーキングや斑があるブラウン。
・ 頭部がブラウンで、ブラウンの斑や点があるダーク・ブラウン・ローン。この色はブラウンが大半にホワイトが幾分混じっていたり、ホワイトが大半にブラウンが幾分混じっていたりするものではない。
全体的に均一に徹底的にブラウンとホワイトが混交したもので、狩猟時には目立たない。
後脚の内側や尾の先端はより明るい色である。
・ ブラウンヘッドでボディにブラウンの斑や点があるか斑の全くないライト・ブラウン・ローン。
この色は、ブラウンよりもホワイトの占める割合が大きい。
・ ホワイトの毛色で、頭部にブラウンのマーキングや斑、点のあるもの。
・ ブラックの毛色が、ブラウンやブラウン・ローンと同じ色のもの。
・ イエロー・タンのマーキングは許容される。
・ブレーズや小斑、点の入った垂唇は許容される。
■サイズ
体高
牡:62から66cm
牝:58から63cm
■欠点
上記の点からいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
・ 第1前臼歯(PM1)4本と、第3後臼歯(M3)2本のうち、2本までの欠歯。
■重大な欠点
・ 肉色の鼻や小斑のある鼻。
(基本の毛色がホワイトの場合は除く。)
・ 切端咬合。
・ はっきりしたローチ・バック。
僅かなスウェイ・バック。
・ 2cm以上のオーバーサイズ、アンダーサイズ。
■失格
・ 第1前臼歯4本と、第3後臼歯2本のうち、2本以上が欠歯のもの。
第1前臼歯と第3後臼歯以外の欠歯が1本以上みられるもの。
・ オーバーショットやアンダーショット、ライ・マウスの傾向のあるもの。
・ 弱々しい性格。
・ 陰睾丸。