ジャーマン・ワイアーヘアード・ポインター (German Wirehaired Pointer) FCIスタンダード N0.98
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■原産地
ドイツ
■用途
本犬種は様々な作業に適する鳥猟犬として作出されたので、射撃の前であれ、野原や森の中、水中を問わず、猟場における様々な作業ができる適正を備えていなければならない。
■FCI分類
グループ7 ポインティング・ドッグ
セクション1 コンチネンタル・ポインティング・ドッグ
■沿革
ワイアーヘアード・ポインターの起源は19世紀末迄に遡れるが、20世紀になって、有能なドイツ原産のワイアーヘアーのガンドッグを作出するという目的を達成するために、」計画的に繁殖された。
<能力がタイプを決定する>という原理に基づいて、ラフ・コート・タイプの最良のストックにジャーマン・ショートヘアード・ポインターの血統を加え、短期間のうちに、風雨に耐え得る被毛に覆われた、実際のあらゆる猟場で様々な作業ができるガンドッグが作出された。数十年の間に、大型のガンドッグの中でもドイツの国内のみならず、世界中の多くの国々で最も好まれる犬となった。
■一般外貌
品格のある外見のポインティング・ドッグで、注意深く、エネルギッシュな表情をしている。 堅い被毛が皮膚を完全に保護している。動作は力強く、伸びやかで、流れるようで、調和が取れている。
重要な比率
体長と体高はできるだけ等しいのが好ましい。 体長は体高を3cmまで上回ってもよい。
■習性/性格
決然として、自制心があり、バランスが取れている。 獲物に対しても怖気づくことや銃声に過敏になることはなく、シャイでも攻撃的でもない。
頭部(ヘッド)
性別や犬の大きさに釣り合っており、スカルの軸と鼻梁の軸は僅かにずれている。
頭蓋部(クラニアル・リージョン
スカル
平らで、適度な幅があり、側面は僅かに丸みを帯びており、眼窩のアーチは明瞭である。
ストップ
明瞭である。
顔部(フェイシャル・リージョン)
鼻(ノーズ)
被毛の色に一致して、色素が強い。鼻孔はよく開いている
マズル
長く、幅広で、頑丈で、深い。僅かにローマン・ノーズである。
唇(リップス)
厚く、引き締まっており、下顎に被っていない。色素は濃く、被毛の色と一致している。顎/歯(ジョーズ/ティース)
歯は十分に発達し、正しい歯列で、欠歯のないシザーズ・バイト(42本の正しい歯数)で力強い顎に垂直に生えている。
目(アイズ)
ダークであるほど好ましい、奥まりすぎることもなく、出目でもない。生き生きとし、注意深い表情で、目瞼はゆるみがなく、色素は濃い。
耳(イヤーズ)
中位の大きさである。高い位置に付き、幅広で、絞っていない。
頸(ネック)
中位の長さで、たいへん筋肉質で、僅かにアーチし、引き締まっている。
ボディ
トップライン
真っ直ぐで、僅かに傾斜している。
キ甲(ウィザーズ)
明瞭である。
背(バック)
丈夫で、筋肉質である。
尻(クループ)
長く、幅広い。僅かに傾斜しており、筋肉が発達している。骨盤は広い。
胸(チェスト)
幅広く、深い。前胸は明瞭で、胸骨は後方まで達しているほど好ましい。 肋はよく張っている。
アンダーライン
引き締まっており、優雅にアーチし、腹は僅かに巻き上がっている。
尾(テイル)
背のラインに連なり水平な線を成しているか、やや上向きである。高く掲げたり、太すぎたり細すぎたりはしない。 狩猟のため適切に断尾されている(断尾が法律で禁じられている国においては、尾はそのままでもよい。 その場合、尾は飛節まで達し、真っ直ぐ、或いは、僅かにサーベル型に掲げられている。)
四肢(リムズ)
前肢(フォアクォーターズ)
全体(ジェネラル・アピアランス)
前望すると、真っ直ぐで、平行である。 側望すると、脚はボディの真下に位置する。 地面から肘までの長さと、肘からキ甲までの長さはほぼ等しい
肩(ショルダーズ)
肩甲骨はよくレイバックしており、たいへん筋肉質である。 肩甲骨と上腕は十分な角度を成している。
上腕(アッパー・アーム)
長いほど好ましく、筋肉質で、引き締まっている。
肘(エルボーズ)
ボディに密接し、外向も内向もしていない。 上腕と前腕は十分な角度を成している。
前腕(フォアアーム)
引き締まっており、真っ直ぐで、垂直である。 骨は頑丈である。
手根(カーパス)
頑丈である。
中手(パスターン)(メタカーパス)
前方に僅かに傾いている。
前足(フロント・フィート)
オーバル(卵形)で、指は緊握している。 パッドは十分な弾力があり、丈夫で、耐久性があり、色素が濃い。運歩は平行で、立姿時や歩行時に内向も外向もしない。
後肢(ハインドクォーターズ)
全体(ジェネラル・アピアランス)
後望すると、真っ直ぐで、平行である。スタイフル(膝)と飛節は十分な角度を成し、骨は頑丈である。
大腿(アッパー・サイ)
長く、幅広く、筋肉質である。 寛骨と大腿骨が十分な角度をなしている 。
膝(スタイフル)
頑丈で、大腿と下腿が十分な角度を成している。
下腿(ローワー・サイ)
長く、筋肉質で、たくましい。
飛節(ホック・ジョイント)
頑丈である。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
短く、地面に対して垂直である。
後足(ハインド・フィート)
オーバル(卵形)で、趾は緊握している。 パッドは十分な弾力があり、丈夫で、耐久性があり、色素が濃い。 運歩は平行で、立姿時や歩行時に内向も外向もしない。
■歩様(ムーブメント)
前肢は良く伸び、後肢は推進力がある。 前脚と後脚は真っ直ぐに、平行に動き、身のこなしは誇り高い。
皮膚(スキン)
ぴったりと密着しており、皺がない。
■被毛(コート)
ワイアーヘアーで、堅く、ボディに密着し、密生している。 上毛は約2cmから4cmの長さで、下毛は密で、耐水性がある。 ボディの外貌が隠れてしまうほど被毛が長すぎてはならない。 天候や怪我から保護するために、被毛は堅く、密でなければならない。脚の下部と下胸部、腹部の被毛はより短いが、密でなければならない。 同様に、頭部と耳の被毛も短く、密でなければならないが、決して柔らかくはない。 明瞭な眉毛と、丈夫で長すぎず、できるだけ堅い髭が、決然とした表情を強調している。
毛色(カラー)
・ 斑の有無に関係ないブラウン・ローン。
・ 斑の有無に関係ないブラック・ローン。
・ 胸の白斑の有無に関係ないブラウン。
・ 明るいローン。
その他の色は許されない。
■サイズ
体高
牡:61から68cm
牝:57から64cm
■欠点
上記の点からいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
■重大な欠点
・ マズルが短かったり、狭かったり、とがったりしているもの。
・ 咀嚼力の弱いもの。
・ 眼瞼が非常にゆるいもの。
・ スウェイ・バックやローチ・バックのもの。
・ 腰がキ甲より高いもの。
・ 肘が明らかに内向や外向しているもの。
・ カウ・ホック、O脚、立姿時及び動いている時に後肢が近接しているもの。
・ ウォーキング、或いは、トロットで、常に側対歩のもの。 竹馬歩様、歩幅の狭い歩様。
・ 被毛が薄く、下毛が十分でないもの。
■失格
・ 性格が弱く、銃声を怖がったり、獲物を怖がったりするもの。 攻撃的で、落ち着きがないもの。 怖がるあまりに他の犬を噛んでしまうもの。
・ オーバーショット。アンダーショット。ライ・マウス。第1前臼歯以外の欠歯、犬歯の先端が互いに接近しすぎているもの。
・ 眼瞼内反。眼瞼外反。両目の色が異なるもの。
・ 先天性のボブ・テイルやスタンピー・テイル。キンク・テイル。
・ 色素異常が見られるもの。
・ 陰睾丸。
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