アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター (Irish Red and White Setter) FCIスタンダード N0.330
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■原産地
アイルランド
■用途
鳥猟犬、家庭犬
■FCI分類
グループ7 ポインティング・ドッグ
セクション2 イギリス及びアイルランドのポインター&セター
■沿革
アイルランドのセターはおそらく17世紀後半に、その犬種として確立した。アイルランドのセターに2つの犬種があることはアイルランド国外ではまだ十分に認知されていないが、レッド・アンド・ホワイト・セターの方がこの2犬種では歴史が古く、慎重な選択繁殖が単色のレッドを生み出したことは確かである。
アイリッシュ・セターがショーに出陳され始めたちょうど19世紀半ばを過ぎた頃、この犬種の適切な色について多くの混乱が生じた。19世紀後半にはレッド・セターが事実上レッド・アンド・ホワイトセターより頭数で優り、レッド・アンド・ホワイト・セターが極めて少なくなったことから絶滅したものと考えられた。しかし、1920年代にこの犬種を復活させる努力がなされた。1944年までには本犬種は独自のクラブをもつまでに復興し、現在ではアイルランドのショーやフィールド・トライアルにおいてかなり見られるようになった。現在では、1981年にアイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター・フィールド・アンド・ショー・ソサエティーが設立され、その努力と指導により、本犬種はアイルランドのみでなく、国際レベルで発展している。
アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターはフィールド・トライアルにおいて、他のポインティング犬種と競い合い、成功を収めており、現在かなりの数のフィールド・トライアル・チャンピオン及びショー・チャンピオンがいる。
■一般外貌
強健で、バランスが取れ、重重しくなく、均整がとれている。飾っているというよりも、筋骨たくましい。アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セターは主にフィールドで使用する目的で繁殖され、鳥猟犬の観点から審査しなければならない。
■習性/性格
誇り高く、鋭敏で、理解力がある。優しく、友好的な態度を示す。その半面で決断力、勇気、大胆さがなければならない。友好的で、信頼がおけ、訓練しやすいガンドッグである。
頭部(ヘッド)
ボディの割に幅広い。
頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
ドーム状になっており、オクシパットは隆起していない。
ストップ
明確なストップである。
顔部(フェイシャル・リージョン)
マズル
すっきりしており、スクエアである。
顎(ジョーズ)
上下顎の長さは等しいか、或いは、ほぼ等しい。
歯(ティース)
歯列は正しく、シザーズ・バイトが理想的である。切端咬合も許容される。
目(アイズ)
ダーク・ヘーゼル、或いは、ダーク・ブラウンで、オーバル(卵形)で、僅かに突出し、瞬膜は見えない。
耳(イヤーズ)
頭部の後方に、目と同じ高さについている。
頸(ネック)
適度に長く、たいへん筋肉質だが、太すぎず、僅かにアーチしている。スローティネスは全くみられない。
ボディ
丈夫で、筋肉質である。
背(バック)
たいへん強く、筋肉が発達している。
胸(チェスト)
深く、肋骨よく張っている。
尾(テイル)
適度な長さで、飛節より下には達しない。付け根は強く、先端に向かって先細になる。ロープ状ではなく、背の高さ或いは背より下のラインで保持する。
四肢(リムズ)
筋肉が発達しており、たくましく、骨は頑丈である。
前肢(フォアクォーターズ)
肩(ショルダーズ)
よくレイバックしている。
肘(エルボーズ)
柔軟で、内向も外向もしていない。
前脚(フォアレッグズ)
真っ直ぐで、たくましく、骨は頑丈である。
中手(パスターン)(メタカーパス)
頑丈である。
後肢(ハインドクォーターズ)
幅広く、頑丈で、尻から飛節にかけての後脚は長く、筋肉質である。
膝(スタイフル)
よい角度である。
飛節(ホック)・中足(リア・パスターン)(メタターサス)
十分低く位置し、内向も外向もしていない。中足は、適度な長さで、頑丈である。
足(フィート)
指趾の間には豊富な飾り毛があり、緊握している。
■歩様(ゲイト)
トロットの時は、歩幅が長く、たいへん快活で、優雅で、効率的である。頭部は高く掲げられ、後肢は滑らかで、力強く動かされる。前脚はよく前方にのび、低く運ばれる。前望しても、後望しても、前脚及び後脚の中足は地面に対し垂直に動く。前脚及び後脚とも交差してはならない。
■被毛(コート)
毛(ヘアー)
前脚と後脚の後ろ側と、垂れ耳外側にフェザリングと呼ばれる長い、シルキーな、細い被毛がある。またボディの側面に見られる適度な被毛は胸及び喉まで伸び、フリンジを形成している。全てのフェザリングは真っ直ぐで、平らで、カールしていないが、僅かなウェーブは許容される。尾は十分なフェザリングが見られなければならない。ボディの他の部分の被毛は短く、平らで、カールしていてはならない
毛色(カラー)
地色はホワイトでくっきりしたレッドの単色の斑がある。両面ともたいへん鮮明で、光沢がなければならない。顔の周りや足、前脚の肘までと、後脚の飛節までは、ローンではなくフレッキングが許容される。ボディの他の部分にローンやフレッキング、モトリングがみられるものは非常に問題となり失格とされる。
■サイズ及び体重
理想体高 牡:62から66p
牝:57から61p
■欠点
上記の点からいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
重大な欠点
・ 牡牝ともに、体高がスタンダードから逸脱するもの。
■失格
・ 攻撃性の見られる犬。
・ 顔の周りや足、前脚の肘までと、後脚の飛節までは、ローンではなくフレッキングが許容されるが、ボディの他の部分にローンやフレッキング、モトリングがみられるものは非常に問題となり失格とされる。
・ 陰睾丸。
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