ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリーバ (Nova Scotia Duck Tolling Retriever) FCIスタンダード N0.312
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■原産地
カナダ
■用途
トーリンブ・ドッグ、レトリーバー・ドッグ
■FCI分類
グルーブ8 レトリーバー、フラッンング・ドッブ、ウオーター・ドッグ
セクンョツ1 レトリーバー
■沿革
ノヴァ・スコシア・グック・トーリツグ・レトリーバー(トラー)は19世紀初頭、水鳥をおびき寄せ回収するためにノヴァ・スコシア半島で改良された。 トラーは鴨の群れを見ると、物陰に隠れた猟師が犬に向かって投げる小枝ゃボールを追いかけながら、河岸沿いを駆け回ったり、飛び跳ねだり、じゃれたりし、時折視界から消えたかと思うと急に姿を現したりする。 こうしたトラーの滑稽な行動は川の中で泳いでいる鴨の興味をかきたて、射程距離内に引き寄せる。 そして、トラーは死んだ鳥ゃ傷ついた鳥の回収をしに行く。
■一般外貌
中型で、力強く、コツパクトで、均整のとれた、筋肉のよく発達した犬である。 骨量は 中程度以上で、敏捷性、警戒心、決断力に富む。この犬種の多くは作業に入る前はやや 悲表情をしているが、作業に入ると、高い集中力と興奮にとって変わる。 作業中はスピ ーディーで突進するような動作になり、頭部は背とほぼ同じ高さになり、豊富な飾り毛 のある尾は常に動いている。
■習性/性格
たいへん理解力があり、訓練を入れやすく、忍耐力が強い。 力強く、有能なスイマーで あり、回収を要求する僅かな合図があれば瞬時に行動を起こす。 その強い回収欲と遊び 好きな性格は、獲物をおびき寄せる能力に欠かせないものである。
・頭 部(ヘッド)
すっきりしており、僅かにくさび形である。
・頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
幅広く、ごく僅かに丸みを帯びている。 オクシパットは突出しておらず、頬は平らで
ある。平均的な牡の測定値は、両耳の間は14cmで、鼻梁では3.8cmに先細る。 鼻から
オクシパットまでの長さは約23cmだが、頭部の大きさはボディと釣り合いが取れてい
なければならない。
ストツブ
適度である。
・顔 部(フェインャル・リーション)
鼻(ノーズ)
鼻梁から鼻先にかけて先細り、鼻孔はよく開いている。 鼻の色は毛色と調和した色か、
ブラックでなければならない。
マズル
ストッブから鼻にかけてすっきりとした線を描いて徐々に細くなり、下顎は力強いが
目立ってはいない。 マズルのアンダーラインは口角から顎骨の端にかけてほぼ真っ直
ぐの線を描いており、先端よりも根元の方より深い。 マズルの被毛は短く、細い。
唇(リップス)
唇はよく引き締まり、側望するとゆるやかにカーブしており、垂唇は重々しくない。
顎/歯(ジョーズ/ティース)
かなり大きい鳥を運べるほど力強く、且つソフトマウスでなければならない。 正しい
校合はしっかりとしたシザーズ・バイトで欠歯は認められない。
目(アイズ)
離れて付き、アーモンド型で、中位の大きさである。 色はアンバーからブラウンであ
る。表情は友好的で、油断なく、利口そうな表情である。 目縁の色は唇と同色である。
耳(イヤーズ)
三角形で、中位の大きさで、付け根は高く、スカルの後部についている。 付け根はごく
僅かに直立しており、折れ曲がった部分の後側には豊富な飾り毛が生えており、丸み
を帯びた先端の被毛は短い。
・頸(ネック)
たいへん筋肉で、ボディにしっかりとついており、中位の長さで、スローティネスは見 られない。
・ボディ
・トップライン
平らである。
背(バック)
短く、真っ直ぐである。
・腰(ロイン)
力強く、筋肉質である。
・胸(チェスト)
深く、肘まで達している。肋はよく張っており、樽胴でも平らでもない。
・腹(ベリー)
適度に巻き上がっている。
・尾(テイル)
尻のごく僅かな傾斜に連なり、付け根は太く、豊富で密生した飾り毛に覆われ、先端は 少なくとも飛節まで達している。 通常、背線より下に保たれているが、犬が警戒してい る時には尾は高く掲げてカーブするが、決してボディに触れることはない。
・四 肢(リムズ)
・前 肢(フオアクオーターズ)
平行な柱のように見え、真っ直ぐで骨は頑丈である。
肩(ショルダーズ)
肩は筋肉質で、肩甲骨はよくレイバックしており、キ甲も傾斜して短い背に馴染んで
いる。肩甲骨と上腕はほぼ同じ長さである。
肘(エルボーズ)
肘はボディに接し、内向も外向もしていない。 なめらかに、均整のとれた動きをする。
中手(パスターン)(メタカーパス)
力強く、僅かに傾斜している。
前足(フオアフィート)
中位の大きさで、丈夫な水かきがあり、緊握し、丸く、指趾はアーチし、パッドは厚
い。デュークローは切除してもよい。
・後 肢(ハインドクオーターズ)
筋肉質で、太く、スクエアである。前肢と後肢の角度はバランスが取れている。 大腿
と下腿はほぼ長さが等しい。
大腿(サイ)
たいへん筋肉質である。
膝(スタイフル)
よい角度を成している。
飛節(ホック)・中足(リア・パスターン)
(メタターサス )
十分低く位置し、内向も外向もしていない。
デュークローはあってはならない。
後足(ハインドフィート)
前足と同様である。
■歩 様(ゲイト/ムーブメント)
力強く、弾むような、気取った歩様で、前肢は十分なリーチがあり、後肢には強い推進 力がある。 足は内向も外向もせず、脚の運びは真っ直ぐである。 速度が増すと、シング ルトラックになるが、トップラインは水平に保たれる。
■被毛(コート)
・毛(ヘアー)
本犬種は氷のような水から獲物を回収するために繁殖されてきた。 従って、柔らかく
密生したアンダー・コートを持つ、耐水性のある、中位の長さと柔らかさのあるダブ
ルコートでなければならない。 背中の抜毛は僅かにウェーブしていることもあるが、
その他の部分は真っ直ぐである。 冬には、喉の部分は長くゆるいカーブのかかった抜
毛に覆われることもある。喉、耳の後ろ、犬腿の後ろの飾り毛は柔らかく、前脚には
適度な飾り毛が見られる。
毛 色(カラー)
毛色はレッド又はオレンジの様々な色調で、飾り毛と尾の下側はそれより明るい色であ
る。 通常、ホワイトの斑が尾の先端、足(パスターンを越えない)、胸、ブレーズの
少なくともいずれか一ヵ所にある。 但し、他の部分について、クオリティーの高い犬
については、ホワイトの斑の犬如のためにペナルティーを課せられることはない。 鼻
唇、目縁の色は抜毛に合ったフレッシユ・カラーもしくはブラックである。
■サイズ
・理想体高
生後18カ月以上の牡:48〜51cm
生後18ヵ月以上の牝:45〜48cm
理想体高の上下2.5cmまでは認められる。
・体 重
体高及び骨量に比例している。
理想は成犬の牡:20〜30kg
成犬の牝:17〜20kg
■欠 点
上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重犬さは逸脱の程度に比例 するものとする。
・スタンダードで許容されていない色の鼻。
・オーバーショット。
・歩行時に、尾が背の高さより下に下がっているもの。 短すぎる尾。キンク・テイル。
背に触れるくらい巻いている尾。
・理想体高から上下2.5cm以上はずれるもの。
■失 格
・バタフライ・ノーズ。
・3mm以上のオーバーショット。
・アンダーショット。ライ・マウス。
・水かきの欠如。
・肩、耳の周り、頸の後ろ、背又は、ひばらにかけてホワイトの斑のあるもの。
・銀色がかった抜毛やグレーの犬った抜毛。 抜毛にブラックの入った部分が見られるも
の。
・レッド或いはオレンジの色調以外の色。
・成犬クラスでシャイなもの。
・陰睾丸。
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