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ブリュッセル・グリフオン (Brussels Griffon), プチ・ブラバンソン (Petit Brabanson)
FCIスタンダード N0.80(ブリュッセル・グリフオン)
FCIスタンダード No。82(プチ・ブラバンソン)

■原産地
ベルギー
■用途
愛玩犬
■FCI分類
グループ9、 コンパニオン・ドッグ&トイ・ドッグ
セクション3 小型のベルギーの犬種
■沿革
5世紀頃からベルギーにいたようである。
かってこの犬種は、頭部は絹糸状の房毛で飾られ、長い尖った口吻をしていた。
1880年に派具を高配して品種改良がされるようになり、口吻はつまったが短毛も生まれるようになった。
また、ドイツのアーフェンピンシャーが配され、この犬種独特の顔となり、剛毛が補強されたが、その結果赤昧がかった毛色の犬と黒昧がかった毛色の犬、さらに短毛の三つのタイプの犬が、しばしば一胎として生まれるようになった。
ベルギーの歴代王室の愛犬として「高尚な犬」、辻馬車が走っていた19世紀には御者台の脇にこの犬を乗せて走ることが流行したことと馬小屋のネズミ退治をよくしたことから「厩舎(うまや)のグリフオン」と呼ばれたこともある。 1883年王立セント・ヒューバート協会(ベルギー・ケンネル・クラブ=FCI設立を推進した)に登録され、1905年犬種標準が制定さ れた。
FCIでは従来、中位の長さの剛毛で赤味がかかった毛色のものをブリュッセル・グリフオン、中位の長さの剛毛で黒味がかった毛色のものをベルジアン・グリフオン、短毛のものをプチ・ブラバンソンとして、3犬種に分類してきたが、2003年3月25日に、これらを1犬種3バラエティーとし、これらが一胎として生まれた場合も、各々のバラエティーとすることとした。
JKCには、この内ブリュッセル・グリフオンとプチ・ブラバンソンが登録されている。
■一般外貌
 婦人が愛好する小型犬である。
理解力があり快活で、頑強でずんぐりとしており、コピーな外観を呈する。
身のこなしと体 構成は洗練されており、人間味あふれる表情から注目される。
・頭 部(ヘッド)
 ・頭蓋部(クラニアル・リージョン)
スカル
  幅広く、丸く、額は十分にドーム状になっている。
  ストップ
  たいへん明瞭である。
・顔 部(フェイシャル・リージョン)
 鼻(ノーズ)
 常に完全にブラックで、大きい。
 マズル
 極端に短い。
 唇(リップス)
 ブラックで縁取られている。
 顎/歯(ジョーズ/ティース)
 下顎の切歯は上顎の切歯よりも前に出ていなければならない。(アンダーショット)
 下顎(チン)
 突出しており、幅広く、上顎よりも前に出ている。
突き出している
 目(アイズ)
 たいへん大きく、黒く、丸い。
まつげは長く黒い。
目縁は黒い。両目は十分離れており、出目である。
 耳(イヤーズ)
 完全に直立し、常に断耳され尖っている。
・ボディ
・ 胸(チェスト)
  かなり幅広く深い。
・尾(テイル)
 高く掲げており、3分の2を断尾する。
・四 肢(リムズ)
 真っ直ぐで、直立し、中位の長さで平行である。
 ・足(フィート)
  短く、丸く、コンパクトで、パッドと爪は黒い。
・被 毛(コート)
 ・毛(ヘアー)
 ブリュッセル・グリフオン
  堅く、ワイアリーであり、中位の長さで密生している。
プチ・ブラバンソン
ショートヘアーである。
毛 色(カラー)
ブリュッセル・グリフオン
赤味がかったブラウン(ジンジャー)。
口髭及び下顎のわずかなブラック・オーバーレイは許容される。
プチ・ブラバンソン
レディッシュ・ブラウン及びブラック・アンド・タンのみが許容される。
ブラック・マスクは欠点とはみなされない。
■体 重
 A.小型のクラスは牡牝共に体重が3kgを越えてはならない。
 B.大型のクラス、すなわち体重が3kgを越えるクラスでは牡は4.5kg、牝は5 kgを越えないものとする。
 以上の体重は絶対的な最大値であるが、100gの許容範囲が設けられている。
■欠 点
 上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとする。
 ・歯や舌がはっきりと見えるもの。
 ・明るい目、小さな目。
 ・指趾が癒着しているもの。
 ・茶色の爪。
 ・頭部にシルキーな房があるもの。
■失 格
 ・ブラウンまたは色の薄い鼻。
 ・垂れ下がっている舌。
 ・シザーズ・バイト。
 ・完全に失明した犬。
 ・難聴。
 ・膝蓋骨脱臼。
 ・原因を問わず四肢の不自由な犬。
 ・明るい色の
 ・白斑。
 ・陰睾丸。
ベルジアン・グリフオン
ベルジアン・グリフオンの特徴はブリュッセル・グリフオンと同じであるが、このバラエティーで許容される毛色は、ブラック、ブラック・アンド・タンである。
ブラックとレディッシュ・ブラウンの混じったものも許容されるが、ブラックあるいはブラック・アンド・タンが好ましい。
(JKCには、2003年3月現在、このバラエティーの登録はない。)