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ポーチュギーズ・ウオーター・ドッグ (Portuguse Water Dog)
FCIスタンダード N0.37
■原産地
ポルトガル
■用途
泳ぎと潜りにおいてたぐいまれな能力とスタミナを持つこの犬は、漁だけでなく、漁船や財産を守るガード・ドッグとして犬変役に立ち、漁師の伴侶として切り離せない存在である。
魚を捕らえることに非常に長けていて、注意力があり、魚が逃げた場合(かぎ針または綱から)、自発的に海ヘジャンプし、必要とあれば水に潜り魚を採りに行く。
破れた綱やほどけた太綱を泳いで取り戻す。
距離がかなりあったとしても、漁船や海岸との間の達絡役としても使用される。
■FCI分類
グループ8  レトリーバー、フラッシング・ドッグ、ウオーター・ドッグ  セクション3 ウオーター・ドッグ
■沿革
かつてこの犬種はポルトガルの海岸のいたるところにいた。
漁法が改良されたために、現  在では本犬種の故郷であると考えられているアルガルベ地方に眼られて使役している。
ポ  ルトガル沿岸にはるか昔からこの犬たちがいたことが判明しているので、純粋のポルトガ  ル犬として犬種名が付けられた。
■一般外貌
 中庸のプロポーションで、輪郭は直線的であるが、僅かに凸状を呈する。
バランスが良く、がっしりとしてよく筋肉が付いている。
コンスタントに泳ぐことによる筋肉の発達 は 、顕著である。
■習性/性格
 活発、断固として勇敢、控えめ、疲労に耐える。表情は厳格、鋭敏、思慮深い。さらに 視覚と嗅覚がよく発達している。並外れて利口で、訓練しやすく、忠実であり、主犬の 命令に喜んで従う。
頭 部(ヘッド)
 均整がよく取れており、犬きく、広い。
頭蓋部(クラニアル・リージョン)
  スカル
側望するとマズルよりやや長い。前方より後方のほうが曲線部分を強調され、オクシ パットは、明瞭である。前望すると、頭頂はドーム型をしており、真ん中がやや窪ん でいる。額の中央には額溝があり、頭頂の2/3までのびており、眉弓は明瞭である。
ストップ
明瞭で、目頭を結ぶ線よりやや後方に位置する。
顔 部(フェイシャル・リージョン)
 鼻(ノーズ)
広い。鼻孔はよく開いていて、色はみごとに濃い。
ブラック、ブラック・アンド・ホ ワイトまたはホワイトの抜毛の犬はブラック。
ブラウンの抜毛の犬においては、抜毛 と同じ色。
決して肉色であってはならない。
マズル
付け根より鼻の部分が狭い
唇(リップス)
厚く、前面は特に厚い。
口角の内側は見えない。
粘膜(口蓋、舌下、及び歯肉)は完 全なブラック。
顎/歯(ジョーズ/ティース)
顎は強くシザーズ・バイトかレベル・バイトで、オーバーショットでもアンダーショ ットでもない。
歯は外からは確認できないが、よい歯並びで、犬歯は発達して強い。
目(アイズ)
大きさは中位で、位置は離れていて、やや斜め。
やや丸く、出目でもなければ、窪ん でもいない。
ブラウン又はブラック。
目縁はブラックで、はっきりしている。瞬膜は ない。
耳(イヤーズ)
耳朶はハート型、薄く、目の線より上に位置する。
耳は、後端がわずかに持ちあがっ  ているのを除き、よい保持である。
先端は喉のラインより下に達してはならない。
・頚(ネック)
 真っ直ぐで、短く、丸みを帯びている。
筋肉は発達していて、高く保持する。
肩からす っきりと伸びており、自由に動く。
飾り毛もデューラップもない。
ボディ
キ 甲(ウィザーズ)
広く突き出ていない。
背(バック)
 真っ直ぐで、短く、広く、筋肉が発達して  いる。
腰(ロイン)
 短く、尻になめらかにつながっている。
尻(クループ)
良い形で、寛骨はわずかに傾いており目立  たない。
胸(チェスト)
広く深く、肘まで下がっている。
肋骨は長くよく張って、呼吸に十分な容積を与えて いる。
腹(ベリー)
服部は優雅な線を描いて巻き上がり、胴囲は狭まる。
尾(テイル)
 断尾しない。付け根は太く、先細りになっている。
位置は中位。飛節の下に達してはならない。
警戒時、尾は輪のように保持されなければならず、尾の前方が腰の中間ライン より前に達してはならない。
尾は泳いだり潜ったりする時にたいへん役立つ。
四 肢(リムズ)
 回脚の位置(ポジション・オブ・レッグズ)
  垂直。
パスターン及び中足がわずかに傾斜しているのは許される。
前 肢(フオアクオーターズ)
  真っ直ぐで強い。
  肩(ショルダーズ)
十分に傾斜していてとても強い筋肉が発達している。
上腕(アッパー・アーム)
強く長さは中位。ボディの中心線に平行。
前腕(フオアアーム)
長く強い筋肉が発達している。
骨量があり、側望したときより前望したときの方が広い。
中手(パスターン)(メタカーパス)
長く強い。
前足(フオアフィート)
丸く平ら。指は盛り上がり過ぎることなく、列立の長さである。
指と指の間の膜は柔ら  かく指の先端まで達していて、長い被毛で十分に覆われている。
ブラックの爪が好ま  しいが、被毛の色によってはホワイト、ブラウン、及びストライプの爪も許される。
 爪は地面に完全には着かない。
中央のパッドはたいへん丈夫で、他の部分は普通の厚  さである。
後 肢(ハインドクオーターズ)
 真っ直ぐでとても強い筋肉が発達している
。  尻(バトックス)
長くよく丸みを帯びている
大腿(サイ)<BR> 強く、調和のとれた長さ。筋肉がたいへん発達している。
膝(スタイフル)
ボディの中心線に対し平行。
下腿(セカンド・サイ)
長く、強い筋肉が発達し、ボディの中心線に対し平行。
前から後ろへ十分に傾斜して いる。
全ての腱と靭帯が良く発達している
飛節(ホック・ジョイント)
強い。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
長い。デュークローは無い。
後足(ハインド・フィート)
丸く平ら。指は盛り上がり過ぎることなく、中位の長さである。
指と指の間の膜は柔ら かく指の先端まで達していて、長い抜毛で十分に覆われている。ブラックの爪が好ま  しいが、抜毛の色によってはホワイト、ブラウン、及びストライプの爪も許される。
 爪は地面に完全には着かない。中火のパッドはたいへん丈夫で、他の部分は普通の厚  さである。
■歩 様(ゲイト/ムーブメント)
  動きは自由である。
常歩は短く生き生きとしたステップ。 
トロットは軽やかでリズ ミカル。
  ギャロップ、は力強い。
■被 毛(コート)
 ・毛(ヘアー)
  全身が耐久性のある豊かな被毛で覆われている。
アンダー・コートはない。2種類の抜毛があり、@ウェーブのかかった長い毛とA短い巻き毛がある。
@の種類では、長毛はどちらかというと柔らかく、わずかに光沢がある。
Aの種類では、短毛は密生しており、光沢はなくコンパクトにらせん状に巻いている。
腰高及び鼠蹊部を除き、毛は全身を均八二覆っている。
頭頂部は、長毛の種類ではウェーブのかかった毛が、短毛の種類では巻き毛が、それぞれトップノットを形成している。
長毛の種類では耳の毛が顕著に長い。
毛 色(カラー)
単色、あるいは複数の組み合わせ。
単色はブラック、ホワイトあるいはさまざまな色調のブラウン。
組み合わせはブラックあるいはブラウンとホワイトの組み合わせ。
毛色がホワイトでも、鼻、口、瞼がブラックであればアルビノではない。
毛色がブラック、ホワイト、あるいはブラックとホワイトの組み合わせの犬では皮膚はわずかに青みを帯びている。
この火種固有の特徴として、抜毛が非常に長く伸びたらすぐに、中幅、後躯、マズル、尾の抜毛を刈り込むことが挙げられる。
尾先の抜毛は羽の形でそのままの長さが保たれる。
■ サイズ
・体 高
牡:50〜57cm    理想体高は54cm
牝:43〜52cm    理想体高は46cm
・ 体重
 牡:19〜25kg
  牝:16〜22kg
■欠 点
  上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比 例するものとする。
■失 格
・頭 部
  非常に長く、狭い、平ら又は尖っている。
・鼻
  全体的にあるいは部分的に肉色又は色がない。
・マズル
 じようご型あるいは尖っている。
・顎
 オーバーショットあるいはアンダーショット。
・目
  ウオール・アイ、明るい色、形または大きさが左右異なる。
非常に窪んでいる、あるいは非常に突出している。
・耳
位置が悪い。
非常に大きい、非常に短いまたはひだ耳。
・尾
断尾、発育不足又は尾がない。
重々しい、 警戒時に尾が垂れているまたは直立してい る。
中 足
デュークローがある。
サイズ
記載されているタイプのもの以外。
アルビノ。
オーバーサイズまたはアンダー・サイズ。
・難 聴
 先天的または後天的。
・その他
 陰睾丸