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スムース・コリー (Smooth Collie)
FCIスタンダード No.296(大型犬、長毛種、ポインティングドッグ グループ)
■原産地
イギリス
■用途
牧羊犬
■FCI分類
グループ1 シープドッグ&キャトル・ドッグ(スイス・キャトル・ドッグを除く)
セクション1 シープドッグ
■沿革
ラフ・コリーとスムース・コリーは発生初期から同一犬種と思われてきた。
ある時期ラフとの交配が奨励され、その結果タイプに共通点が生じた。
初期のスムースは牛飼いや家畜商の犬として、ラフ・コリーには似ておらず、初期のスムース・コリーの絵は、体高も低く、頭部も重たげで、かなりずんぐりしていた。
ドッグ・ショーで人気が出始めると、ブリーダーの中のはラフ・コリーと交配し、スムース・コリーをよりエレガントにすることによってショー・リングで勝とうと思った人たちがいたので、何年もの間、ラフとスムースは被毛以外に大きな違いがなくなるまで交配を繰り返した。
今日のスムースの耳はラフより耳根が広く、より大きく、パスターンは相当柔軟であることが求められる。
しかし他の点では、この犬種に要求されることはラフの従兄弟と似たりよったりである。
■一般外貌
聡明さと敏捷さ、活動力が感じられる外貌である。
解剖学上完璧な体躯構成をしており、品位がある。
プロポーションのバランスが取れ、作業能力を備えた外貌である。
特徴
肉体的構造が力強さと活動的にあふれ、冷淡さや粗雑さは見られない。
表情は最も重要である
。相対的な価値を考慮すれば、それはスカルとマズルとの完璧なバランスと組み合わせ、すなわちサイズ、形、目の色と位置、耳の正しい位置と保持によって獲得される。
性格
陽気で、友好的で、シャイでも、攻撃的でもない。
■頭部及びスカル(ヘッド&スカル)
頭部の特質は非常に重要であり、犬のサイズと調和しているかという点で考慮されなければならない。
前方及び側望すると頭部は先が鈍角のすっきりとしたくさび形であり、輪郭は滑らかである。
スカルは平らである。
両側は両耳から黒い鼻の先端まで徐々に滑らかに先細りし、頬骨が突出していたり、細いマズルではない。
側望すると、スカルのトップとマズルのトップは2つの平行線であり、ごくわずかに認められる「ストップ」によって区別され、長さは等しい。両目の内側の中心点は(正しい位置にある「ストップ」の中心である)頭部の長さにおけるバランスの中心である。
滑らかで十分に丸みを帯びたマズルの先は鈍角であるが、スクエアではない。
下顎は頑丈で、すっきりとしている
。額から顎の下部までのスカルの深さは極端であってはならない(十分に深い)。
鼻は常に黒い。
目(アイズ)
たいへん重要な特徴で優しい印象を与える。
中位の大きさで(決して小さすぎず)やや斜めに付き、アーモンド型をしており、ダーク・ブラウンである。
ブルーマールの場合、目はしばしば(片目あるいは両方の眼色またその一部分)ブルーあるいはブルーの斑が見られる。表情は知的で、聴き耳をしている場合、機敏で警戒的な様子を示す。
耳(イヤーズ)
適度に大きく、付け根は幅広で、接近しすぎてもよくなく、頭部のあまりにも横のほうについていてもよくない。
静止している時には、後方に寝ているが、警戒している時には、前方に向き、半立ちになる。この際、立っている部分は耳の約3分の2で、残りの部分は自然に前方に垂れ、水平ラインより下に垂れている。
口(マウス)
歯は適度な大きさで、顎は力強く完全な、規則正しい歯列のシザーズ・バイトで、顎に対して垂直につく。
頸(ネック)
筋骨たくましく、力強く、適度な長さで十分にアーチしている。
■四肢(リムズ)
前肢(フォアクォーターズ)
肩は傾斜し、十分な角度を形成する。前脚は真っ直ぐで筋肉たくましく、肘は内外向していない。丸い骨は適度な骨量を持つ。前腕はいくらか肉付きがよく、パスターンは弱々しくなく、柔軟である。
後肢(ハインドクォーターズ)
後脚は大腿部のところが筋肉質で、すっきりとしており、下腿は健質でスタイフル(膝)は十分な角度である。秘説は低くつき、力強い。
足(フィート)
オーバル(卵形)で、足裏は充実したパッドがある指趾はアーチし、緊握している。後足は前足ほどアーチしていない。
ボディ
体高に比べ体長はやや長く、背は頑丈で腰部でわずかに隆起している。
肋骨はよく張っており、胸は深く、肩の後はかなり幅広い。
尾(テイル)
長く、尾先は少なくともホック・ジョイント(飛節)まで達している。静止時は低く保持されるが、尾先はわずかに上方へ巻いている。興奮すると快活に保持するが、決して背上に上がることはない。
■歩様(ゲイト/ムーブメント)
歩様はこの犬種の際立った特徴である。
健全な犬は決して肘を外向させないが、前足は比較的互いに近づいて動く。
編み歩様、交差歩様、またはローリング歩様はきわめて好ましくない。
ホック・ジョイント(飛節)から地面にかけての後脚は後望すると平行である。
後脚は力強く、推進力がある。側望すると動きはスムーズである。
歩幅はかなり広く、軽快で、無理なく見えるのが望ましい。
■被毛(コート)
毛(ヘアー)
短く、平伏毛で、上毛は堅い毛質で、下毛は密である。
トリミングもクリッピングも施されていない。
毛色(カラー)
3色が認められている:セーブル・アンド・ホワイト、トライカラー及びブルーマール。
セーブル:ライト・ゴールドからリッチ・マホガニー、あるいはシェーデッド・セーブルまで様々な色合い。
ライト・ストローもしくはクリームは、たいへん好ましくない。
トライカラー:主色はブラックで、脚及び頭部にリッチ・タンの斑をもつ。
上毛に錆色がかったものは好ましくない。
ブルーマール:ブラックが散って混じっているはっきりとしたシルバー・ブルーが主なもの。
リッチ・タンのマーキングが好ましいが、なくともぺナルティーは課せられない。
上毛及び下毛に大きなブラックの斑、スレート色、及び錆色がかったものはきわめて好ましくない。
白斑:以上の毛色はすべて大小を問わず典型的な白いコリーの斑を有する。
以下の白斑は好ましい。
頸部のホワイト・カラーのフル・カラーと一部のカラー。前胸。脚や足。尾の先端。ブレーズはマズルあるいはスカル及びその両方にあってもよい。
体の全体がホワイトであるものや、ホワイトが優勢なものはたいへん好ましくない。
■サイズ
肩部での体高
 牡:56〜61cm
 牝:51〜56cm
体重
 牡:20.5〜29.5kg
 牝:18.0〜25.0kg
■欠点
上記の点からのいかなる逸脱も欠点とみなされ、その欠点の重大さは逸脱の程度に比例するものとするものとする。
■失格
・陰睾丸